不動産顧客管理システムの選定ポイント オススメCRMを20選紹介
(eyecatch)
不動産業界は、顧客に対して効果的なアプローチをするために、顧客管理システムの導入が重要です。
インターネットやSNS、アプリなど、顧客が不動産情報を取得するためのチャネルが多様化している現代において、効率的な顧客獲得を目指すためには、顧客管理システムを活用することが不可欠です。
本記事では、不動産向けの顧客管理システムについて詳しく解説します。
まずは、オススメの顧客管理システム(CRM)をボリュームたっぷり16選ご紹介いたします!
また、不動産業界でよく見られる顧客管理の課題についてご紹介しますので、最後までぜひお読みください。
- 不動産顧客管理システムの選定ポイント オススメCRMを20選紹介
- 不動産向け顧客管理システムの選び方
- 1. ポータルサイトとの連携範囲
- 2. 連絡手段の多様性
- 3. 機能の充実度
- 4. 現場への定着・使いやすさ
- 不動産業界におすすめの顧客管理システム 16選
- 1. カナリークラウド (株式会社BluAge)
- 特徴
- お客様の声
- カナリークラウドのお問い合わせ・詳細はこちらから
- 2. ノマドクラウド (イタンジ株式会社)
- 3. 顧客管理 CRM (株式会社LIFULL)
- 4. いえらぶCLOUD (株式会社いえらぶGROUP)
- 5. みらいえ(株式会社 イー・ビジョン)
- 6. 賃貸クラウド(株式会社いい生活)
- 7. Taski(スラッシュ株式会社)
- 8. ATBB顧客管理(アットホーム株式会社)
- 9. スモッカCRM(株式会社じげん)
- 11. Sales Cloud(株式会社セールスフォース・ジャパン)
- 12. HubSpot(HubSpot Japan株式会社)
- 13. Zoho CRM(ゾーホージャパン株式会社)
- 14. 楽楽販売(株式会社ラクス)
- 15. 反響管理FA(株式会社CHINTAI)
- 16. SP-R(株式会社ビジュアルリサーチ)
- 不動産業界の顧客管理の課題
- 1. 業務効率の低さ
- 2. 顧客ニーズに対応できていない
- 3. 既存システムが古い
- 不動産向け顧客管理システムの効果
- 1. 業務効率の向上
- 2. 顧客ニーズへの適切なアプローチ
- 3. チーム間のスムーズな情報共有
不動産向け顧客管理システムの選び方
不動産業界において顧客管理システムを選ぶ際には、以下のポイントに注目しましょう。
1. ポータルサイトとの連携範囲
不動産業界では、複数のポータルサイトを活用して顧客情報を獲得することが一般的です。
顧客管理システムが対応しているポータルサイトの範囲や連携方法を確認しましょう。自動で顧客情報を取り込み、迅速なフォローアップを行うことで、顧客獲得の効果を最大化することができます。
2. 連絡手段の多様性
顧客管理システムには、顧客との連絡手段が重要です。
メールやSMS、LINEなど、顧客とのコミュニケーションに適した連絡手段が提供されているか確認しましょう。顧客の好みやライフスタイルに合わせたコミュニケーションを行うことで、顧客の関心を引きつけることができます。
特に、SMS・LINEは現代のユーザーに対して必須の追客ツールとなってきています。
3. 機能の充実度
顧客管理システムの機能の充実度も重要なポイントです。
顧客情報の管理や履歴管理、追客メールの自動送信など、基本的な機能に加えて、顧客の行動分析や自動提案などの高度な機能が備わっているか確認しましょう。また、来店予約、顧客専用のマイページなど、顧客体験を向上させる機能も重要な要素です。
4. 現場への定着・使いやすさ
顧客管理システムがどんなにいい機能を兼ね備えていたとしても、結局現場の社員の皆様が活用できないと効果は発揮されません。 様々なリテラシー・年齢層の方が存在する不動産業界では、なかなか現場への定着の難易度が高いと言われています。
そのため、現場のオペレーションをなるべく大きく変えないように、上手く、そして早く現場が馴染めるような機能・操作性が重要です。さらに、導入後のサポート体制もしっかりしているか、よく確認する必要があります。
不動産業界におすすめの顧客管理システム 16選
不動産業界における顧客管理システムの導入は、業務効率の向上や顧客対応の改善につながります。
ポータルサイトとの連携範囲や連絡手段の対応範囲、機能の充実度などを考慮して、最適な顧客管理システムを選びましょう。不動産業界におすすめの顧客管理システムとして、下記に20個ご紹介いたします!
1. カナリークラウド (株式会社BluAge)
特徴
不動産情報アプリ「カナリー(CANARY)」を運営する株式会社BluAgeが提供している不動産仲介会社向けに特化した顧客管理システムです。
多彩な機能でありながら、シンプルで直感的な操作性で誰でも利用しやすく、定着しやすいという特徴があります。反響の自動取り込みはもちろん、顧客との様々な媒体でのやり取りを一元管理することが可能となり、顧客の温度感に合わせて自動・手動での追客も選択が可能。
また、各社オリジナルのカスタマイズデータの作成・分析も可能で、売上管理など顧客とのやり取り以外の営業データもまとめて管理。専門のチームによる丁寧なサポートも高い評価を得ています。
お客様の声
信濃土地株式会社 賃貸営業課 課長 阿久津 正太 様
月間70時間におよぶ店長の集計業務を削減し、業務効率化に! 当社では従前より複数のエクセルファイルを用当社では従前より複数のエクセルファイルを用いながら売上実績管理をしておりましたが、集計には月間14時間程度の手間を要していることが分かりました。計5店舗あるので、店長の時間が合計70時間奪われていることになり、課題に感じていました。今回のカナリークラウド導入によって、これまで集計に費やしていた時間を、各店舗や個人のPDCAサイクルを回すことに使うことができています。今後は、さらに顧客満足度の向上につながることを期待しています。
カナリークラウドのお問い合わせ・詳細はこちらから
2. ノマドクラウド (イタンジ株式会社)
業者間サイトのITANDI BBをはじめ不動産賃貸取引をなめらかにするサービスの開発・運営を行うイタンジ株式会社が提供している追客に特化した顧客管理システムです。
25以上の各賃貸ポータルサイト(SUUMO、HOME'sなど)や自社サイトの反響を自動で取り込むことが可能。反響一次対応、物件提案、追客メールを自動化するなど見込み顧客の来店を促す機能が充実。
3. 顧客管理 CRM (株式会社LIFULL)
不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S(ライフル ホームズ)」を運営している株式会社LIFULLが提供しているメール反響からの来店率を高める賃貸不動産会社専用の顧客管理システムです。返信が必要なお客様の優先度付けなどメール対応のスピードを上げるシステムや2種類の自動追客機能などメール対応の「スピード」・「量」・「内容」を高める機能が魅力。
4. いえらぶCLOUD (株式会社いえらぶGROUP)
不動産仲介会社・管理会社向けにサービスを展開している株式会社いえらぶGROUPが提供している顧客管理システムです。物件情報の取り込み・広告出稿機能も備えており、顧客管理以外の機能も充実しています。入力アシスト機能で物件登録の時間も短縮、反響確認から追客メールまでを一元管理&自動化することが可能となります。
5. みらいえ(株式会社 イー・ビジョン)
不動産事業に特化したホームページ制作・不動産管理システムを展開する株式会社 イー・ビジョン提供の、物件管理機能と顧客管理機能を統合した不動産専用のHP制作・管理システムです。
AIを用いた入力アシスト機能で物件掲載の作業負荷を削減できます。顧客管理機能としては、27の不動産ポータルサイトでの反響を自動で取り込み、顧客ごとに情報を一元管理が可能です。
6. 賃貸クラウド(株式会社いい生活)
不動産業者向けに様々なサービスを展開している株式会社いい生活の営業支援ツールです。賃貸から売買まで幅広くカバーしておりスマホやタブレットでの操作もできるので、いつでもどこでも顧客対応が可能。お客様専用マイページを作成し、アクセス時間や行動などの顧客情報を蓄積することで、メッセージ・電話の応答率UPに繋がります。
7. Taski(スラッシュ株式会社)
不動産業界に特化した自社HP作成や人材支援を行う、スラッシュ株式会社が提供する顧客管理・営業支援システムです。自動返信機能でスピーディーな初期対応、自動追客機能で継続的なアプロ―チも可能。ポータルサイトや自社サイト経由の反響をまとめて管理することができ、見逃しや返信漏れを防ぐことができます。
8. ATBB顧客管理(アットホーム株式会社)
不動産情報サイト「アットホーム」・不動産会社間情報流通サービス「ATBB(不動産業務総合支援サイト)」を運営するアットホーム株式会社が提供するCRMツールです。成約にいたるまでの過程を一元管理できる点が特徴となっており、マッチング条件の登録と顧客ごとの物件情報を自動配信、「お客様サイト」によって顧客のニーズ把握が可能です。
9. スモッカCRM(株式会社じげん)
不動産賃貸住宅情報サービス「賃貸スモッカ」を運営している株式会社じげんが提供しているCRMツールです。反響→来店→申込→重説→契約のそれぞれのステータスの中で顧客管理、タスク管理をすることが可能。現場レベルのタスク管理の簡略化、マネジメントレベルの全業務の見える化、業務分業の効率化を実現できます。
11. Sales Cloud(株式会社セールスフォース・ジャパン)
業界・規模問わず利用されている株式会社セールスフォース・ジャパンが提供する顧客管理・営業支援のプラットフォームです。AIとデータを活用した顧客管理が可能で、汎用性と柔軟性を兼ね備えています。自動化機能とリアルタイムデータを組み合わせることで、業務の効率化と売上の拡大を実現。各社の要望に合わせたカスタマイズ性が魅力的です。
12. HubSpot(HubSpot Japan株式会社)
HubSpot Japan株式会社が提供するマーケティング、営業、コンテンツ管理や、カスタマーサービスの業務に欠かせないソフトウェアです。連携機能、リソースを全て備えたCRMプラットフォームで、世界120か国以上で利用されています。
無料プランから利用することができ、各ソフトウェアが連携することで、柔軟なスケーリングが可能です。
13. Zoho CRM(ゾーホージャパン株式会社)
業種問わず利用されているゾーホージャパン株式会社が提供するシステムです。顧客管理・営業支援プラットフォームにマーケティング機能を搭載し、高度なマルチチャネル対応と営業分析ができます。自社のビジネスにあわせた細かなカスタマイズが特徴で、ZOOMをはじめ300以上の様々な外部アプリケーションともシームレスに連携が可能となっております。
14. 楽楽販売(株式会社ラクス)
業務効率化や管理コスト削減、売上やサービスレベルの向上などを通じて企業活動を支援するサービスを展開している株式会社ラクスが提供するクラウド型の販売管理システム。Excelやメールで管理しているあらゆる社内業務をシステム化することができます。各社のニーズに合わせて作り込むことのできる仕様で、受注管理・契約管理・請求管理などの業務効率化が可能。
15. 反響管理FA(株式会社CHINTAI)
「住まい」「お部屋」をベースに、Webメディアを中心としたさまざまなサービスやコンテンツを運営している株式会社CHINTAIが提供するCRMツールです。年間10万顧客の対応で学習したシステムが返信対応をサポートし、単なる返信ではなく不動産仲介業務の実態に即した自動回答が可能。初回問合せ、自動送付アンケートの内容から見込み客の状態を判定してくれる為、優先するべき見込み客を逃さずアプローチすることが出来ます。
16. SP-R(株式会社ビジュアルリサーチ)
「賃貸管理システム」、「不動産仲介システム」を軸に不動産取引に関わる数々の製品を提供している株式会社ビジュアルリサーチの賃貸仲介基幹システム。i-SP・SP-Ⅱとリアルタイム連携が可能。また、仲介業務だけでなく管理業務に必要な間取り図作成・広告作成なども効率化することができるため、管理会社様にもご利用いただきやすいシステムです。
不動産業界の顧客管理の課題
不動産業界における顧客管理には、以下のような課題が存在します。
1. 業務効率の低さ
不動産業界では、古くからの業務プロセスが根強く残っているケースがあります。
スタッフが手作業で物件の登録や書類作成を行ったり、対面での接客のみで営業を行っている場合も多いです。これらの業務には顧客情報の記録や書類作成、顧客とのコミュニケーションなど、多くの手間がかかります。その結果、業務の効率が悪くなり、顧客の取りこぼしが発生する可能性があります。
不動産の実務には、人の手がしっかりと介入すべき箇所が多くある一方で、デジタル化ができる余地も大いにあります。まずはトライしてみることをおすすめします。
2. 顧客ニーズに対応できていない
インターネットやSNSの普及、新型コロナウイルスの影響などにより、顧客の購買行動やニーズが変化しています。
しかし、古い商習慣や営業手法に固執している不動産業界では、顧客ニーズに対応することができていない場合があります。顧客ニーズが多様化している現代において、古い商習慣から脱却することは、顧客対応を進める上で重要な要素です。
3. 既存システムが古い
一部の不動産会社では、古い基幹システムを使い続けていることが課題となっています。古いシステムは機能が限定されており、効率的な業務遂行が難しいだけでなく、セキュリティの脆弱性や保守の手間も問題となります。
不動産業界では、顧客の個人情報や物件情報を適切に管理する必要がありますので、情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクに早急に対応する必要があります。
不動産向け顧客管理システムの効果
不動産業界における顧客管理システムの導入には、以下のような効果が期待できます。
1. 業務効率の向上
顧客管理システムの導入により、業務の効率化と自動化が進みます。
物件紹介や書類作成などの手作業が不要になり、スタッフの負担が軽減されます。また、顧客情報の一元管理や自動化されたタスク管理により、業務の効率が向上し、顧客の取りこぼしを防ぐことができます。
2. 顧客ニーズへの適切なアプローチ
顧客管理システムは、顧客情報の記録や分析を通じて、顧客一人ひとりの状況に合わせた適切なアプローチが可能です。
顧客の属性や行動を把握し、適切な情報提供やマーケティング活動を行うことで、顧客満足度の向上や成約率の向上が期待できます。
3. チーム間のスムーズな情報共有
顧客管理システムには、顧客情報の履歴管理機能があります。
これにより、複数のスタッフが同じ顧客に対応する際にも、過去の接点ややり取りの履歴を確認することができます。顧客情報の共有がスムーズに行われることで、顧客への一貫した対応が可能となり、顧客満足度の向上に繋がります。